UTSUNOMIYA SGG CLUB

会長の挨拶

会長 寺門 伸

 皆さん、こんにちは。1989年(平成元年)11月に発足したUSGGの4代目の会長という大任をお引き受けすることになって、早いもので6年目になります。(初代会長は野中忍さん、2代目が駒庭英男さん、3代目は渡邉東介さんです。)

初代会長の野中先生に誘われて発足間もないこの会に入会し、なんだかよく分からないうちに、気がついてみると役員に、そして副会長になっていました。団体活動というものがどちらかというと苦手だった私が、なんと!30年近く活動を続けることができたこと、それは野中先生の人柄に惹かれたからでもあり、また当時の役員会の人間関係に居心地の良さを感じていたからなのでしょう。

この会は「外国語を使ったボランティア活動団体」です。それまでボランティア活動とは無縁だった私は、この会に入ることで、「ボランティア」とは何かということを考えざるをえなくなりました。しかし長い間なかなか確信をもつことができず、こんなことでUSGGの活動を続けられるのだろうか、と悩んだこともありました。

今ではボランティアとは、「この世には自分を必要とする人がいる」ということを実感する喜びを与えてくれる活動だと、そのように考えています。何等かの理由で困っていたり、手助けを必要としている人に対し、進んで手を差し伸べる。ビジネスではない、金銭的な報酬や対価を求めていない、それが分かっているから、相手は素晴らしい笑顔や感謝の気持ちで応えてくれる。「助けてくれてありがとう」と「私を必要としてくれてありがとう」――そういうwin-winの関係がボランティア活動なのだと思います。

volunteerという英語はラテン語のvoluntas[ウォルンタース]から来ており、これは「意志」、つまり自由意志という意味です。したがってボランティア活動とは、本質的に「自由意志に基づく活動」「自主的な活動」です。自主的とは、活動するもしないも、どのように活動するのかも、基本的には本人が決めるということを意味します。

「無理しない」「押しつけない」「差別しない」「練習台にしない」というのがJNTOのいうボランティアの原則です(「全国善意通訳の集い」大阪大会、4つの「しない」)。ボランティアは「仕事」ではありません。仕事であれば、時には無理もしなくてはならないでしょうし、上司からやりたくないことを押しつけられることもあるでしょう。ボランティアは、誤解を恐れずに言えば、「遊び」です。「遊び」は常に “enjoy …ing” です。

険しい顔で、眉間に皺をよせて、人から指示されて、あるいはマニュアル通りにやるのではなく、肩の力を抜いて、軽やかな心で――「遊び心」で――、失敗を恐れることなく、常に工夫し、チャレンジしながら行なう。「明るく」「楽しく」「自由に」ボランティア活動をしましょう。

私たち役員はこれからも、会員の皆さんが笑顔で活動でき、この会に入ってよかった、と思えるような、そういう会の雰囲気作りを続けたいと思っています。皆さんの積極的な、自主的なボランティア活動、そして会の活動へのご協力をお願いします。会長と役員は、皆さんの活動を全面的にサポートするためにいるのです。

(2019年6月記)

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